ストレスマネジメント講座⑩ アサーション

今日のストレスマネジメント講座のテーマは「アサーション」です。

「アサーション」とは、「自分も相手も大切にした自己表現方法」のことです。

こう書くと簡単なようで当たり前のようにも思えるかもしれませんが、

自分も相手も大切にすることは思いのほか難しいことであるという自覚を持つところからまず始めるべきだと私は思います。

なぜならば自分を大切にしすぎると自分勝手となりますし、相手を大切にしすぎると自己犠牲となってしまいかねないからです。

自分勝手にもならず、けれども自己犠牲にもならないちょうど真ん中の道を進むための方法が「アサーション」の技術だということになります。

そのコツを私なりに表現すれば「自分はもしかしたら間違えているかもしれないという気持ちを頭の隅に置きながら、なるべく自分も相手もポジティブになる方法を考え続ける」ということです。

例えば「怒られた時は腹が立って反発したくなるけれど、相手を怒らせるに至るような非がもしかしたら自分にあるのかもしれないと考えて、気づいたら素直に謝る」とか、

「考えても謝る要素が思い当たらない場合は、静かに距離をおき、しかし仕事上必要なコミュニケーションだけは許容する」とか、

「全員から好かれようと思わない。好いて好かれ合う人間関係の中で生きていき、その中での試みが結果的に全ての人へ役立つ中身へとつながっていくように生きていく」などの考え方が私を支えています。

「アサーション」が出来ている感じのことを「アサーティブ」である、と表現しますが、

「アサーティブ」になるための一つの手法として「DESC法」と呼ばれるものがあります。

D (Describe):客観的な事実を伝える
E(Express):自分の感情を伝える
S(Suggest):相手にどうしてほしいかを伝える
C(Consequence):結果としてどうなるかを伝える

主張が独りよがりにならないように客観的な事実を織り交ぜて感情を相手に伝えることで、

より相手にどうしてほしいという自分の想いが伝わりやすくなるということだと思います。私が重視する「事実重視型思考」の一型とも言えるかもしれません。

例えば、職場の上司に無理な仕事を押し付けられて嫌な感情を覚えた時にDESC法でアサーティブな対応を心がけるとこうなります。

D:すみません。今頼まれた仕事ですが、別の仕事に取りかかっている最中で手が離せないんです。
E:私の方は、今立て込んでいて、その後は仕事で外出しなければならないものですから、すぐに取りかかれそうにありません(困ったように)
S:外出から戻ってからでもいいですか?それともAさんが手が空いているようなので、Aさんに代わってもらってもいいでしょうか?
C:お急ぎでしたら、Aさんにお願いできればと思います(その方が早く仕上がります)が、いかがでしょうか。

上司の方が自分が忙しいという客観的な事実を知ることによって考えが変わるかもしれないという効果を狙っています。

そしてただ断るだけでなく、条件や代案を示したりというように相手への歩み寄りの姿勢を見せることも大切です。

結果は必ずしも自分の望むようにはならないかもしれませんが、「アサーション」において大事なことは、結果はどうあ例自分も相手も同時に守ろうと試み続けることだと思います。

それが長い目で見ると最もストレスを処理しやすい状態を作ることへとつながっていくと私は思います。

たがしゅう

“ストレスマネジメント講座⑩ アサーション” に2件のコメントがあります

  1. たがしゅう先生、おはようございます。

    アサーションの文章を拝読しました。朝から、ぐっと心に響きました。

    ちょっと、論点がずれてしまうかもしれませんが、私は失敗から大いに学んだ事があります。

    “自分を大切にできない人は、他の人を大切にはできない”
    “自分を大切にできない人は、知らず知らずに周りの人をじわじわと傷つける”

    では、どうするか?
    “自分を大切に、毎日を大切に過ごそう”

    具体的には?
    “綺麗な言葉を使う”
    “目、耳に入る情報はなるべく綺麗なものを取り込む”
    “悪意を自覚したら、分析して自分の中で消化して、周りに撒き散らさない”
    “掃除”

    他にも色々ありますが、こんな感じです。

    自分の体を大切しよう!には糖質制限に出会ってから、楽々⤴︎❤️

    アサーションの技術は日常生活の中でも役立ちますね。

    朝から、とても嬉しい気持ちになりました。

    たがしゅう先生ありがとうございます。

    今日も元気に、行ってきまーすぅ⤴︎

    • いわき市 さん

      コメント頂き有難うございます。

      「綺麗な言葉を使う」を基本におく一連のやり方はとてもいいですね。
      私も綺麗でない言葉を受けたりした時には一緒になってやり合わないよう普段より自制を心がけています。

      悪口や悪意は言えば必ず言われ返されるものだと思っています。撒き散らさないことが大事、掃除にも通じる話ですね。

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