医師会の先生方、オンライン診療を広く認めて下さい

医師会の先生方

オンライン診療がむやみに普及すると、患者が来なくなってしまうと思っておられないでしょうか。

その心配はありません。病院に頼る患者さんはオンライン診療が普及したところで通院を止めることはまずありません。

それにオンライン診療では救急対応ができません。新患の患者さんはやはり先生方の病院やクリニックを優先的に訪れることでしょう。

そもそもなぜ病院に頼っているかと言えば、患者さんが自分の力で対処することができないからです。

先生の力を頼りにしているからです。是非とも引き続き先生方のお力を貸して差し上げて下さい。

一方でオンライン診療を利用するのはどんな人かと言えば、現在の病院・クリニックが提供する医療ではニーズが満たせない患者さん達です。

その最たる目的は予防医療です。先生方のところに来院される患者さんは予防よりも治療を求めていらっしゃる患者さんだと思います。

治療を行うには対面診療の方が有利なことは言うまでもありません。しかしオンライン診療はまだ治療が必要になる一歩手前の状況で患者さんにリーチすることができます。

言わば、対面診療でカバーしきれない患者さんまでをカバーすることができる、つまりはオンライン診療は医療の可能性を拡げる大きな選択肢です。

安全性を重視してかかりつけ医に限定すべきという意見はわかりますが、それではリーチする患者さんの数も、提供できる医療サービスの量も質もほとんど変わらないことになってしまいます。

是非とも医療の新たな未来を切り拓いていくためにも、オンライン診療を広く実施できる環境をお認めになって頂けないでしょうか。

何卒宜しく御検討の程、お願い申し上げます。

たがしゅうオンラインクリニック

田頭秀悟