たがしゅうオンラインクリニックを開業して丸一年が経過しました。
その間にコロナ騒ぎが起こって、世の中の流れが一気にオンラインへと向かうとは誰が想像したでしょうか。
結果的に私の取り組みは時代の最先端を走っていることになったのかな?と思う一方で、
2020年4月にコロナに伴うオンライン診療ガイドラインの時限的緩和措置という一大変革が起こったにも関わらず、
実際のオンライン診療に流れる患者さんは私のクリニックでは、現時点で決して多いわけではありません。
コロナ前とコロナ後でそれほど大きな差が感じられないほどの変化です。
これは私のオンライン診療の取り組み自体の方法論が間違っているか、
もしくは時代の流れ自体はオンライン診療にあっても、オンライン診療へ切り替えていくという考え方自体が浸透するには時代を先取りし過ぎている、つまり「まだ早すぎる」と。
どちらかの可能性が考えられますが、方法論はともかく私がオンライン診療を勧める背景にある「主体的医療」の原理には大きな自信を持っているので、
普及の方法に関しては適宜見直していくとして、今後もオンライン診療を提供する活動自体は息長く続けていこうと思っています。
ただその過程で私はオンライン診療だけで生計を立てるのが困難な時代が続くことになると思います。
これは普通の医者の生活と比べると、かなり茨の道と言っていいと思います。
オンライン診療だけで生計を立てられるようになるまでは、病院でのアルバイトも並行して行って行かざるをえませんが、
いつまでもアルバイトに頼っていて、自立しないというわけにもいかない。
かといって、オンライン診療で生計を立てるにも時代が早すぎて、定着するまでにどのくらい時間がかかるのか皆目見当もつかない。
だとすれば、オンライン診療を細々と続けながら、門戸は常に開きながら、
私が私自身の力で生計を立てていくための仕組みを同時並行で作っていこうと思います。
そのため私の活動は当初の予定よりかなり幅を広げているところがあります。
節操ないと思われるかもしれませんが、自力で生きていけるようになるために試行錯誤しているのだと、
そんな私を少しでも理解して頂き、応援して頂けると嬉しいです。
”医療を通じて未来が明るくなっていきますように”
私は挑戦を続けます。