オンライン診療ではどのような事をしてくれるのか分からないというのが実情としてある中で、
ある程度の指針はこちらで示しつつも、その深遠な可能性に関しては利用する患者さん達と一緒に探っていく必要もあると思います。
その為にはいかなる相談であってもまずは断らないこと、その上で自分のできることできないことを提示しつつ、
患者と納得のいく結論に至るまで対話を繰り返していく作業がまずは必要となると思います。
もう一つは、実際にオンライン診療を利用してみて、こんないいことがあったという実例を経験したら、
その情報を匿名化した上でネット上にケースレポートとして公開するということも、
オンライン診療を利用すべきかどうか迷っている患者さんに対して有益な情報をもたらすのではないかと思います。
その流れをスムーズに進めるためには、私のオンライン診療クリニックを利用する際に、
「治療がうまく言った際には成功例として匿名化してネットへ情報をシェアさせて頂いてもよろしいですか?」
という文言を入れた契約書にチェックボックスで可否を選んでもらうようにするシステムが必要と考える次第です。
そうした成功例が蓄積されていけば、それを見た別の患者さんに「それなら自分の病気についても相談に乗ってもらえるかもしれない」と、
オンライン診療を利用する土壌が広がっていく好循環が生まれてくるのではないかと思います。
「良い情報は惜しみなくシェアする」
これが情報革命真っ只中の社会を生き抜いていくための基本姿勢だと私は考える次第です。
たがしゅう