オンライン診療での成功例を蓄積し、匿名化してネット上へシェアする流れも重要ですが、
それと対を成すように重要なこととして、失敗例をどう扱うかということも大切なポイントです。
失敗はネガティブに捉えられがちです。
もちろんその失敗の影響を被った患者さんへは申し訳ない気持ちがありますが、
それが大失敗でない限り、失敗は今の自分に何が足りないのかを教えてくれる貴重な教材です。
ましてやこれから未開拓の分野は乗り出そうと画策しているわけですから、
頭の中で未然にトラブルを防ぐべく画策する試みにも限界があります。
そして失敗から得られる教訓は自分のスタイルを改良するのみならず、
シェアすることで他の誰かが自分と同じ失敗をするのを回避させるのに役立つ可能性を持っています。
だから私は失敗例も、そこから得られる教訓と改善行動を込みでネット上にシェアしていくべきだと考えています。
それを繰り返していくことで、私は成功しようとも失敗しようとも、
オンライン診療の礎を気付くのに一役買うことができるのではないかと考える次第です。
たがしゅう