先日天気はあいにくの雨模様だったのですが、
ふと考えるとこういう時に病院に出かけるのは結構億劫になるのではないかと思います。
ただでさえ体調が悪いのに、足元の悪い中を移動しなければならないので気持ちも重くなりそうですし、
病状によっては気圧の変化で頭痛やめまいなどの症状が誘発されることもあるかもしれません。
そんな時に自宅でオンライン診療を受けることができて、なおかつレスキュー用の薬を自宅へ送ってもらえるとなれば利用価値はあるかもしれません。
地味なメリットではあるかもしれませんが、こうした点もどう感じられるかは実際にやってみないとわからない所があると思います。
ただ郵送で薬を送るとなると、リアルタイムで届けることが難しく、2~3日後と遅れて届くことになるというのは大きなデメリットになると思います。
従って、オンライン診療は基本的に慢性疾患を対象とするか、
もしくは予め予想される急性疾患に対して前もって予防策を打ちたい時に利用する価値があるように思います。
例えば、いつも天気が悪い日に頭が痛くなりやすいというタイプの方には「五苓散(ごれいさん)」という漢方薬がおすすめです。
そういうことがあらかじめわかっていれば、前もって五苓散を郵送しておいて、調子の悪い時に飲んでもらってセルフメンテナンスするというオンライン診療の使い方ができるのではないかと思います。
この例も知っていないと、なかなか患者さんの側からオンライン診療を使おうという発想へはなかなか結び付きません。
なので私がオンライン診療を例えばこんな風に利用するという情報は発信する価値があると思っています。
今後も様々なオンライン診療の可能性についてこの場で考え続けていきたいと思います。
たがしゅう