オンライン初診解禁後の変化

オンライン診療の初診からの利用が国で正式に認められてから2週間弱が経過しました。

私のクリニックにもポツポツと初診から利用される患者さんが現れ始めてはいるものの、

未だ大きな流れのようなものは感じられないというのが今のところの当院の実情です。

他の医療機関ではどうなのかと、先日オンライン診療を実施されている医療機関の関係者の方に話を聞く機会があり状況を尋ねてみたところ、

オンライン診療のニーズは高まってきており、しかも他の多くの医療機関が導入に消極的であるために、他院からの患者の薬の処方を依頼されるケースなども増えてきている状況とのことでした。

確かにこの新型コロナウイルス感染症の不安がある状況ですので、何はともあれ薬を継続して送ってほしいというニーズは高いはずで、

それをかかりつけ医が対応してくれないのであれば、他のオンライン診療対応可能クリニックに移って依頼するというのは自然な流れでしょう。

ただ一方でそうした行動をすべての患者さんが取っているというわけではなく、

やはり慣れた行動で対処される場合がほとんどで、いつものクリニックで可能な限りの長期処方を依頼して急場をしのごうとしているというスタンスの方がほとんどのようです。

当院の場合は完全自由診療ですので、いつもの薬を代わりに出すとしても保険が利かない分通常よりも値段が割り増しとなってしまいますし、

また30分完全予約制なので、単純に薬を出してほしいだけの人にとっては過剰サービスとなってしまっている可能性もあります。

せっかくのコロナきっかけのオンライン初診解禁においても、当院のオンライン診療スタンスでは世間にニーズにマッチしておらず、あまり追い風になっていないということなのかもしれません。

とはいえ、基本的に私1人で動かしているクリニック、一度にたくさんの人に来られても対応が難しくなるという事情もあります。

保険診療制度の導入は様々な面でハードルが高いですが、基本的に薬送付のみを希望されるという人に対するニーズには応えられるようにルールを見直していこうと思います。

せっかくのオンライン診療も社会に貢献できなければ無用の長物です。

そうならないように私は私のいる場所で私のできることを考えていきたいと思います。

 

たがしゅう

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