オンライン診療は私にとって「主体的医療」という医療理念を広めるためのツールの一つです。
裏を返せば「主体的医療」が広まるのであれば、何も方法はこのやり方に留まる必要はないとも言えます。
先日紹介したオンライン診療の機能をサブに移し、主体的医療専門学校をメインに据えるというのもそのためのアイデアの一つですが、
普段私が不定期で行っている哲学カフェも実は主体的医療を広めるためのツールの一つです。
なぜならば、哲学カフェに参加すると自ずと主体性が育まれるからです。
哲学カフェに参加しているのに受動性が強い人はあまりいないように思えます。
何故ならば哲学カフェに参加した時点で、テーマに関して考えてみたいという主体性が現れているからです。
勿論、発言の多い少ないは参加者のタイプによって差があるとは思いますが、
何かを深く考えてみたいという気持ちがあるということには変わりはありません。
もう一つ、私が主体的医療を広めるためツールとして注目するものにケースメソッドというものがあります。
これは実際の症例、もしくは一部フィクション化した症例をもとに、その患者の生活上もしくは思考上の問題を参加者で検討しあい、解決策を話し合うというやり方です。
これは参加者が医療関係者でない人が多い方がリアルな解決策が生み出されやすいのではないかと予想しています。
来年やってみたい企画のひとつです。
一歩ずつでも主体性の種をまいていけるように行動していきたいと思います。
たがしゅう