オンライン診療医との相性がよい分野に「予防」があるのではないかと思っています。
私のオンライン診療では自分で治すためのおすすめの行動や考え方を紹介するのがメインの治療方針ですので、
これは病気になるのを予防することにも大いに役立ってくるはずです。
しかしまだ病気の人はオンライン診療を受けようというそもそもの動機が湧かないので、
いくらオンライン診療と相性がよくともそこはつながることが難しいという側面があります。
そこで一つのポイントになってくるのが、企業における「健康経営」の考え方です。
「健康経営」というのは「従業員等の健康保持・増進の取り組みを、将来的に企業の収益性等を高める投資であると考え、経営的な視点から戦略的に取り組むこと」というのが定義ですが、
要は従業員の健康を経営戦略の主要部分として重視し、結果的に業績も推進させていくという経営方針で、国も積極的に推進しているものです。
「健康経営」に取り組んでいる企業がオンライン診療による予防医療活動に興味を持ってくれれば、
それをきっかけにオンライン診療の予防の効果や意義について知ってもらえるきっかけになる可能性があるように思います。
そのためにはまず私の医療活動を多くの人に知ってもらう努力を進めていく必要がありますし、
さらにはその実績も蓄積し情報をシェアしていく必要もあります。
患者と医者の一対一の関係性の医療から、医者対企業という一対多数の関係での関わり方もできる可能性がオンライン診療にはあると考えています。
その価値を感じてもらえるように日々の努力を続けて参りたいと思います。
たがしゅう