触れ合う医療と触れ合わない医療とのつながり

以前、オンライン診療と在宅診療は、「患者のニーズに寄り添う」という意味で共通しているということを記事にしたと思います。

別の観点でみれば、これは「触れ合う医療と触れ合わない医療の連携」という側面があります。

「手当て」という言葉もあるように在宅医療の現場で患者さんに直接触れながら行う医療には安らぎを与える価値があります。

一方でオンライン診療はそのメリットはありませんが、在宅診療とは別のところで与えることができる安心があるようにも思います。

また点滴や注射、鍼灸アプローチなど、どうしても触れなければ行うことのできない医療行為にも確かな価値があるという事実もあります。

こうした触れ合う医療及びその良い部分と適切なタイミングでつながりながら、総合的に患者が自身の健康を守っていけるシステムや体制を整えていくことが、今の医療に求められているのではないかと私は感じています。

今のままでは触れ合うということの良さが「任せる」という依存心へとつながるのみで、自己治癒力が引き出されない決して治らない世界へと引きずりこまれてしまうことは目に見えているのです。

適切に触れ合う医療を使い、触れ合わない医療で自立心を育てていく…、

それはさながら母親と父親とのバランスのような関係にあるのではないかと私は感じる次第です。

たがしゅう

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