一話完結型のオンライン診療

新型コロナウイルス騒動によってあらゆる業種でオンラインシステムによる既存の仕組みの抜本的見直しが求められている昨今の情勢ですが、

医療においてもその改革が半ば強制的に模索されている状況ではないかと思います。

そんな中でコロナ騒動前から開業していた私のオンライン診療特化型クリニックは期せずしてパイオニア的な位置づけになっていると思われるかもしれませんが、

私のオンラインクリニックは、おそらく多くの医療機関で模索されているオンライン診療のスタイルとは一線を画しています。

言い換えれば、皆が走っているオンライン診療のベクトルの方向とは全く違うベクトルの方向へ私は進んでいるという感じです。

一言で言えば私のオンライン診療は「一話完結型のオンライン診療」です。

病院へ来た患者に診断を行い、その病気に対する治療を継続的に施して、通院してもらうことで病状を安定化させることに重きを置くと、

そのスタイルによって安定収益につながるというのが通常のクリニックの構造だと思いますが、

私は30分というオンライン診療の中で、事前問診の情報を含め、私が私の経験知でもって言えること、考えられる可能性、そしてどうすれば問題を克服することができるかという具体策を、思いつく限りすべて出し切ります。

そして定期通院する必要があるかどうかの判断はすべて相手に委ねるというスタンスです。

その日私が得た情報の中で私ができる最善のプランを提示する、これが私が完全自由診療のオンラインクリニックの構造なのです。

そういう理念でやっているものだから、このオンライン診療の隆盛のこの時代においても、私のクリニックを訪れる患者さんは多くありません。

そして訪れた患者さんもほとんどの場合1回だけの利用で終わり、また私もそれを定期通院してもらうために引き留めるようなこともしません。

勿論、数少ない定期的に利用してくれている患者さんに対しては、変化した状況の情報も加わってまた30分という時間の中で自分のベストを尽くすオンライン診療を行います。

利用される度にその作業を繰り返すという、これはなかなか正直言って私の方としてもしんどい作業です。

定期的な収入にもならない、1回の診療にエネルギーを使う、せっかくの世間のオンラインの波にもたいして乗らない、

それでも私がこのスタイルをとり続けるのは、この診療のスタイルに未来を感じるからです。

私は多くの患者さんに、私のオンラインクリニックをきっかけに病気から解放される世界へと巣立っていってもらいたいのです。

だからこそ一話完結型で1回1回に全力を尽くしています。

1回だけで通院が終了する患者さん、私は大歓迎です。

ただ通院が終了した理由が本当に病気を卒業できたから、であれば心から歓迎するわけですが、

結局私のクリニックの治療方針に肌が合わなかったとか、ネガティブな理由を感じたことで利用されなくなったというのであれば残念ではありますが、

嘆いていても仕方がないので、私の力不足を認めて精進し続けるより他にありません。

去る者は追わず、来る者は拒まずの精神で私はゆとりを持って日々の診療に向き合っています。

やっぱりもう一度相談してみようかなと思う方、もちろん大歓迎です。私は何も気にしていませんよ。

新型コロナウイルス騒動の影響で、世の中の常識に従うだけの生き方がいかに危険なことなのかがよくわかったのではないかと思います。

常識に抗って病気にさいなまれる世界から離れようとする気持ちを支えることができる医療を、

私はオンライン診療という場で追求し続けていきたいと思います。

 

たがしゅう

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