オンライン診療を広めるためには、オンライン診療の実際を多くの人に知ってもらう必要があると考えています。
ところが、現在私のオンライン診療を利用して下さっている患者さんの事情はそれぞれに特殊で、公開するのがはばかられる状況の方ばかりです。
もしも患者さんの了解が得られれば、例えばオンライン診療ではこんな風な事情の患者さんに、こんな風に診療をして、こんな風な治療方針でやっています、という情報を公開したいとも思うわけですが、
正直まだはじまって半年も経っていないクリニックなので、このオンライン診療で完全に治癒したという実感を持った患者さんとは出会えていない状況ですので、
この段階で患者さんに情報公開の許可を得るのもなかなか難しく感じています。
しかし時が流れ、経験が積み重なり、「私の経過を皆さんのために是非公開して下さい」という患者さんがいらっしゃれば、
その診療経過のエッセンスを公開し、オンライン診療はこのような形で医療へ貢献できるという具体例を示していきたいと思っています。
そのためには愚直に私は日々の診療を成功させるために、私に患者さんへ何ができるかということを考え続けるしかありません。
私がオンライン診療を広めるためにすべきことは、小手先の宣伝技術を高めることではなく、
大きな組織と連携して患者獲得に動き出すということでもなく、
今自分の診療技術を高め続け、今私とつながる患者の健康へ貢献し続けることが最善の道であるという事を痛感しています。
答えは外にあるようで、意外にも中に在るのではないかと考える次第です。
今日も何か患者の役に立つ知識を増やす努力を続けたいと思います。
たがしゅう