まだまだオンライン診療は理解されない

まだオンライン診療クリニックは稼働していない状況ですが、水面下でその準備を進めている所です。

そんな中でとある患者さんから私とオンライン診療でつながりたいとの希望があり、協力してくれる方のサポートもあってその可能性を模索するという出来事がありました。

その患者さんは県をまたいで遠方にお住まいで、私のオンライン診療サポートを受けつつも、現実問題としては普段の処方であったり、何かあった場合の急変時対応はお住まいの近くの病院やクリニックにお願いするというスタイルを取らざるを得ない事情があります。

そこでその患者さんは協力者の方の仲介の下、地元の医師にオンライン診療を併用しつつ処方のアドバイスをもらったり、生活指導のアドバイスなどを受けたいという旨を伝えた所、

なんと「オンライン診療なんてものを利用するような患者はウチでは診ることができない」と断られたようなのです。

医師には医師法で応召義務(おうしょうぎむ)というものが定められていて、「日本の医師法において医師の職にある者が診療行為を求められたときに、正当な理由が無い限りこれを拒んではならない」とされています。

ところが件の医師は「オンライン診療」を利用していることを利用に患者の診療を拒んでいます。これは応召義務に反している行為なのではないでしょうか。

それとも患者がオンライン診療を利用している事が、診療を拒める正当な理由だとも言うのでしょうか。

私が別の方にオンライン診療をお勧めした際にも同様に診療連携を断られるという出来事がありました。

要するにオンライン診療を利用する患者というのは現実問題としてそれくらい多くの医師達に異端視される存在だということなのだと思います。何とも歯がゆい話です。

ということはこの状況で患者さんが私のオンライン診療サポートを受けるためには、地元の医師に「オンライン診療は利用していない」と嘘をついて行わなければならないことになります。

悪いことをしているわけではないのに、嘘をつかなければならないという心情、考えるだけで胸が痛みます。

言葉では「患者中心の医療」と掲げながら、いかに日本の医療が患者の方を向いていないかということを痛感させられる実情だと思います。

しかし現実は現実です。立ち向かわなければならないし、状況を変えるための努力も同時並行で進めていかなければなりません。

私と私の患者さんが状況を変えるために協力してできることは、

オンライン診療を活用することによってどんな良い出来事が起こったかという事を積極的に周りに情報発信していくことではないかと思います。

その地道な活動でいつか状況をひっくり返せるように、あきらめず厳しい現実に立ち向かっていきたいと思います。

たがしゅう

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