患者も素直になれる診療の場

昨日の「フクロウ型体質」については、実は福岡県の久留米大学医療センターの先進漢方治療センターというところで、

フクロウ外来」と称して、「フクロウ型体質」の症状で悩む人達の治療専門外来が解説されています。

先日センター長の惠紙英昭(えがみ ひであき)先生の御講演を聴講した際に、

フクロウ外来について地元のテレビ番組で紹介されたり、yahooニュースで取り上げられたりしたのをきっかけに、

全国からフクロウ外来への予約が殺到し、予約が待てない患者さんからは「せめて先生と同じ治療方針の医師を紹介してほしい」という問い合わせまである状況だとのお話がありました。

いかに「フクロウ型体質」の潜在的治療ニーズが多いかということを感じさせられるとともに、

ここで私はひとつの違和感を覚えました。

それは「先生と同じ治療方針の医師を紹介してほしい」という患者さんからの声の部分です。

もしもここで患者さんが「フクロウ型体質」の改善方法について自ら学び、

症状を改善させる見込みの高い漢方薬の名前を覚えることができていれば、

患者さんはフクロウ外来の惠紙先生の随分先まで予約いっぱいの外来を待たずとも、遠路よりはるばる受診しなくとも、

近くにある漢方を処方してもらえるクリニックで「この薬を処方してほしい」という要望を出せば、

フクロウ外来と同じとまでは言わないまでも、実質それに近い質の治療を受けることができるのではないかと思ったのです。

しかし「この薬を出して下さい」などと医師に進言するのは患者さんからしたら気がひけるのでしょうし、

おそらく医師側も自ら薬を指定して要望するような患者の言うことを「素人のくせに」とまともに取り合わない可能性が高いのではないかと思います。

今の世の中が、いかに患者主導の主体的医療を実践しにくいかということが改めて感じられます。

そんな中、もしも私がオンライン診療クリニックを自由診療でひらけば、

少なくとも「素人のくせに」とは決して思わない、患者の希望に応える医療サイドの場は提供することができるようになるのではないかと思います。

あとは患者さんも素直になって私に気兼ねなく相談してくれるかどうかです。

それさえできれば全国有数の治療法もオンライン診療の場で再現できるようになるのではないかと私は思います。

たがしゅう

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