オンライン診療での漢方選択:「起立調節障害」編

オンライン診療で漢方薬を適切に使えるようになるためにも、

問診だけでいかに適切な漢方薬を選択するかということについて情報を集めています。

今後、役に立ちそうな漢方薬選択のための情報がありましたら、

この場で逐次シェアしていきたいと考えています。

今回はとある漢方の勉強会で、次のような情報を得ました。

「起立調節障害(OD)」という立ちくらみや失神、朝起き不良、倦怠感、動悸、頭痛などの症状を伴い、思春期に好発する自律神経が失調する病気があります。

この病気に対して自律神経機能を高める目的で様々な漢方薬が用いられるのですが、

その時に役に立つ質問が「ずっと立ち続けているとぐらっとなりますか?それとも立ち上がった瞬間にぐらっとなりますか?」

「ずっと立ち続けているとぐらっとする」という場合は「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」という漢方薬がよいそうです。

小中学校で長い朝礼で立ちっぱなしで校長先生の話を聞いていて、たまに倒れる人が出るという、あのパターンですね。

それに対して「立ち上がった瞬間にぐらっとする」場合は、「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」という漢方薬がよいそうです。

いわゆる一般的な立ちくらみのイメージですね。急性の環境変化に自律神経が適応しきれなくなっている可逆的な消耗疲弊病態と思われます。

これらの情報は個人差も大きいと思いますので、確かな効果を保証するものではありませんが、

少しでも何かのお役に立てれば嬉しく思います。

たがしゅう

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