常識の押しつけから救う場所

西洋医学中心型医療は科学的根拠の名の下に、

主に疫学的根拠を中心にガイドラインというルールを制定し、

最大多数の利益をもたらすような治療の選択肢をいくつか提示します。

しかしながら、そこで扱われるのはあくまでも従来の常識とされている価値観の中から生まれた選択肢です。

例えば糖尿病の治療に対しては糖質制限という食事療法は、今までの常識からは外れ過ぎているためにガイドラインになかなか採用されません。

ましてや疫学的根拠もあるにも関わらずです。対立する作為的な疫学論文が存在しているからでしょうか。

いずれにしてもガイドラインというものは常識の制約を強く受けているもので、

残念ながら科学的根拠の名の下に公平に採用されている治療選択肢ではありません。

そもそも医学の中で科学的根拠とされる疫学論文が根拠の強さとしては弱く、かついくらでも作為の入る余地があるという重大な欠点もありますが、

さらに大きな問題はその論拠薄弱な治療選択肢を日本中ほとんどどこの病院に行ったとしても押し付けられる、という点にあります。

糖質制限ならそれでもまだ患者が自主的に行う分には認められる側面は出てきたかもしれませんが、

例えばホメオパシーを受けたいという人がいたとすれば、

おそらくほとんど全ての医師に「科学的根拠がないから」と否定されてしまうことでしょう。

私はそういう常識の価値観を押し付けられて苦しむ患者にオンライン診療という形で手を差し伸べたいと考えています。

それは私がたまたま糖質制限やホメオパシーを知っているからというわけではなく、

私の知らない治療法を希望された場合でも、少なくとも「科学的根拠がないから」という理由でそれを否定することはしません。

あるいは私が推進する糖質制限とは考え方の異なるベジタリアン食を希望する旨を私に示して来られた場合でも、

糖質制限の理屈は説明するものの、それでもベジタリアン食を希望する人に対して「科学的根拠がないから」という理由では否定をしませんし、

その方がベジタリアン食を継続するのを全力でサポートします。

なぜなら科学的根拠の有無にかかわらず、本人の意図に沿わない治療選択肢を自分の中での「常識」に従って押し付けることは、

相手に慢性持続性のストレスを与え続けてしまい、たとえその治療に科学的な利点があったとしても、その利点以上のストレスによる不利益を与えてしまうことになるからです。

私は本人が最善の選択肢を選ぶことができるように、いつでも考え方を変えてもいいように、

自分がよしとする治療の選択肢を提示し続けることしかできないと思っています。

そういうことを行うための自由診療でのオンライン診療の場なのです。

 

たがしゅう

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