言語情報も非言語情報も全て残さず扱う

オンライン診療での対話の重要性に注目し続けています。

医師と患者が相対して行う対話には実は大きな価値が潜んでいるのですが、普段対話にほとんど時間を要さない対面診療ではその折角の価値を見過ごしてしまっているように私は思います。

一般的には、診療の記録は手書きカルテか電子カルテかのどちらかで、文字情報メインで記録されます。

ところが実際には対話によって得られる情報は、そうした文字に変換された言語情報だけではなく、身体の緊張具合や不安そうな表情、しゃべるスピードや抑揚の強弱といった非言語情報も多分に含まれているのです。

そうした情報は診察する医師に与えられてはいるはずのもので、その目で見ていないとスルーされがちなものです。

しかし私はそうした非言語的な情報にも重要な価値が含まれていると思っています。

もっと言えば、カルテに書き切れない言語情報の方にも重要な情報は多分に含まれています。患者さんの話を聞きながらであったり、あるいは患者さんとアイコンタクトを取りながら記録する、最終的に得られる言語情報はごく限られたものだけであったりします。

そんな情報収集の無駄をなくすためにはビデオや音声を記録し、診察終了後に見返して改めてカルテ記載や情報の整理に集中する時間を設けるというのが有効です。

ところが通常の対面診療において、患者さんの脇にビデオカメラやボイスレコーダーを置かれれば患者さんは余計に緊張してしまいますし、事前に説明したとしてもビデオ記録にあまり良い印象は持たれない可能性があります。

その点、オンライン診療であれば診察のプラットフォーム自体がビデオ通話なので、それが記録される事に違和感は生じにくいと思いますし、そもそもそういう診療であることを了解の上で利用されることになるので、

その貴重な情報を入手するためのハードルが大分下がることになります。

そんなに細かい情報を入手して何の役に立つのかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

これはストレスマネジメント指導を行うためには重要な事になりますし、ホメオパシーで診療を行う場合にもあらゆる角度からの情報が重要になってきます。

何より時間をかけてしっかり話を聞き、そして語ってもらった膨大な情報を一つも無駄にせずに有効利用しようとする診療姿勢は、患者さんにとっても好ましいものではないかと思います。

オンライン診療にはそういうメリットもあるように私は感じています。

たがしゅう

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