ストレスマネジメント講座② エゴグラム

オンライン診療を進めるに当たり押さえておきたいストレスマネジメント講座、今回は「エゴグラム」について紹介します。

「エゴグラム」とはアメリカの精神科医エリック・バーン氏によって1950年代後半に創始された「交流分析」と呼ばれる手法の一つです。

「交流分析」は人と人との交流(人間関係)のあり方を通じて自分のあり方を見つめるとともに、人間関係を円滑にし、周囲の人との親密な心のふれあいを持つことを目指しています。

その中で「エゴグラム」という手法はアンケートに答えることで自分の性格傾向を把握し、その結果のパターンに応じて適切な対処方法を学ぶというやり方となります。

50個の質問があり、例えば「間違ったことに対して、間違いだと言います」という項目に対して、「はい」なら◯、「どちらでもない」なら△、「いいえ」なら×、とつけて、◯は2点、△は1点、×は0点とカウントしていきます。

その結果によって自分の性格傾向がわかるということですが、考案者のバーン氏は、人は大きく見ると3つの自分で成り立っているといいます。それがP(親)、A(大人)、C(こども)です。

Pは親の自我状態で、こどもの頃に両親が用いた考え方や行動を反映しています。

良いとか悪いという価値判断や、道徳、倫理観、あるいは世話をしたり養育的な働きを、まるで親のように表現するときにはPの自我状態にある、と言います。

Pには厳しさやゆるがない価値観であるCP(支配的な親:Controlling Patient)と、共感的で養育的な優しさのNP(養育的なとがあります。

Aは大人の自我状態を指し、「今ここ」での理性的な状況判断を下す役割をします。PやCの自我状態が、過去の経験とかかわっているのに対し、Aは現在の自分と深くかかわっています。

Cは、こどもの自我状態で、こどもの頃に感じたり行動したときと同じように表現するときは、Cの自我状態にあります。

Cには、自由に自己表現できる自発性・創造性に富んだFC(自由なこども:Free Child)と、自分を押し殺して周囲に従おうと努めているAC(Adapted Child)があります。

心の働きとしては誰しもこのCP、NP、A、FC、ACの五種類の機能がどれかが強くて、どれかは弱いという感じで傾向が決まってくるという考え方のようです。

ちなみに私自身でやってみますと、CPが10点、NPが9点、Aが15点、FCが10点、ACが5点という結果になりました。

これを踏まえてどのように考え方を変えるべきなのかというアドバイスがあるのですが、

その辺りの考察は次回の記事で紹介したいと思います。

たがしゅう

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