ストレスマネジメント講座15 レジリエンス

ホメオスターシス(恒常性維持)という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

人間が持つ身体を一定の状態に保とうとするための様々なシステムのことを総称してそう呼ぶのですが、

そのホメオスターシスは精神面にも当てはめることができます。

何らかのストレスがかかった時に心理的に傷ついた状態から元の状態に立ち直るように仕向ける回復力のことを「レジリエンス」と呼びます。

レジリエンスにはもともと持って生まれた「資質的レジリエンス」と、後天的に身につけやすい「獲得的レジリエンス」とがあります。

「資質的レジリエンス」は「楽観性」「統御力」「行動力」「社交性」の4つの因子から成り、

「獲得的レジリエンス」は「問題解決志向」「自己理解」「他者心理の理解」の3つの因子から成っています。

資質的な部分は基本的にコントロールしにくいものと考えられますので、特に注目すべきは獲得的レジリエンスの3項目です。

問題解決志向:状況を改善するために、問題を積極的に解決しようとする意志を持ち、解決方法を学ぼうとする力

自己理解:自分の考えや、自分自身について理解・把握し、自分の特性に合った目標設定や行動ができる力

他者心理の理解:他者の心理を認知的に理解、もしくは受容する力

これら3つの項目であれば、これからの努力で改善することができ、ストレスまみれの現代社会を生き抜く上での糧となってくれるのではないでしょうか。

とは言え、具体的にどうすればこの3要素を高められるかが問題です。

私が興味を持つ哲学カフェでは、多様な価値観を認めることができるし、自分自身を知ろうとする旅でもありますので、

「自己理解」「他者心理の理解」を深めるための具体的な方法として挙げることごできる選択肢かもしれません。

「問題解決志向」を育むにはどうすればいいかに関してが哲学カフェでは不足に感じますが、

これについて学べるメソッドとして実は自分の頭の中にひとつアイデアがあります。

いずれ哲学カフェと同様にそうしたメソッドを広める場を作ることができればと思いますが、

いずれにしても3要素を大事に育てて、ストレスに負けない人生にしていきたいものです。

たがしゅう

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