オンライン空間でこじんまりと

私の自由診療で行うオンライン診療クリニックは、

保険診療の縛りをとることによって、全国の患者さんを相手にしようと思っています。

それだけ書くと手広く患者を集めようという商売気の強いクリニックと思われるかもしれませんが、

実際に私がやろうとしているのは逆と言ってもいいかもしれません。

確かに全国へと門戸は開いてはいますが、実際には私のクリニックに合う患者さんはおそらくごく一部となるであろうと考えています。

少なくとも医師の指示に従って治してもらおうという受動的医療のスタンスの患者さんにとってはうちのシステムは合わないだろうと思います。

というのも、薬代はやたらと高い、必要な時に検査はできない、緊急時には対応できない…。

普通ならそんなクリニックを誰も利用したいとは思わないことでしょう。

しかし私のオンライン診療クリニックにメリットがあるとすれば、

一人の患者さんにじっくりと時間が確保できるということ、

そしてその時間を使って病気の原因となっている食事と心の在り方についてともに考えて、

その原因を解除する具体的な対処行動を導き、それに患者自ら取り組んでもらうように促し、

最終的にはその病気から卒業してもらうことを目標にできる、ということがあります。

病気からの卒業は願ってもないことだけど、そのために自分が何とかしないといけないのは忙しくて無理、面倒臭くて嫌という人には余計なお世話なシステムかもしれません。

しかし一部その理念に共鳴し、私のクリニックを利用してくれる患者さんはきっといるのではないかと思っています。

そもそも手広くやろうとしても私一人で行うクリニック運営です。

私一人が診られる患者さんの数は限られているし、全国の患者を救うんだというような大層なことはできるはずもありません。

でもこの活動を通じて、一人でも多くの人に健康のために主体的に行動することの大切さに気付いてもらえたら、

私自身が診られる数が少なかったとしても価値のあることではないかと考えています。

オンラインという広大な空間でこじんまりと営んでいるような妙なイメージですが、

それでもこれがいつか本当に大きなムーブメントへつながっていくことを夢見ています。

たがしゅう

「オンライン空間でこじんまりと」への2件のフィードバック

  1. こんにちは。
    コメントから失礼します。
    本日はお疲れ様でした。
    よろしくお願いいたします。

    • シミズ さん
       
       コメント頂き有難うございます。
       御返事遅くなり申し訳ございません。
       
       今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

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