医療の再多様化をもたらすオンライン診療

オンライン診療の良さは今までではつながりようのなかった患者と医師が、

つながる可能性を広げられるというところにあると私は思っています。

オンライン診療以前の時代は例えば北海道の患者さんに相性の良い医師が沖縄にいたとしても、

地理的、時間的、経済的制約などから二人がつながることは断念せざる得ない部分が大きかったと思います。

逆に言えば、そんなことができないから全国各地で同じ質の診療を受けることができるように環境を整えたのが国民皆保険による保険医療制度ではないかと思います。

この制度によって、「沖縄の先生と同じような治療を北海道でも受けることができる」ということに、少なくとも表面上はそうなったと思います。

しかしその事は医療の価値観の画一化を生み、画一化されたと思い込む先入観から特定の医師の数字では評価されにくい固有のコミュニケーション技術などは見過ごされてしまうなどの弊害を生み出した側面があります。

さらには画一化された医療体制に非の打ち所のない完璧さがあればまだ良いですが、実際には医療不信や医原病を生み出す余地が決して少ないと言えない不十分な存在です。

そうした状況にオンライン診療の登場は地理的、時間的、経済的制約を乗り越えて、

さらには医療の再多様化をもたらして、真の意味での個別化医療を展開するためのブレイクスルーになるのではないかと私は大いに期待するところであります。

私の診療スタイルがそうした新しい医療体制の世の中を作るきっかけとなれば幸いです。

たがしゅう

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