代理受診では主体性は育めない

私のオンラインクリニックへの受診を紹介して頂けること自体は嬉しいのですが、

患者本人が何らかの理由で直接診療が受けられないので、患者家族がわかる範囲で本人の状態を伝えて医師からの指示を受けるという代理受診という形式があると思います。

保険診療の中でも代理受診は基本的に推奨されませんが、暗黙の了解で行われている実情があるのではないかと思います。

しかし私のオンライン診療の場合は代理受診を行うこと自体は可能ですが、それを行うことをおすすめすることができません。

なぜならば私のオンライン診療は患者の主体性を重視するスタンスであり、その場に本人不在の下で主体性が発揮されることはまずないと考えられるからです。

しかも家族なら本人の状況や思考をきちんと分かっているという自負があるかもしれませんが、家族と言えども非自己という意味では「他人」です。

他人の評価と自分の評価はしばしば食い違います。オンライン診療を行うために必要な情報は患者本人と相対すること以外にそれを得る手段を私には考えられません。

勿論それでもいい(根治療法でなく対症療法でもいい)という方は、その上で利用されるのは一つの当院の扱い方だとは思いますが、

その辺りの実情を踏まえずに、「たがしゅう先生だったら的確な指示をくれるに違いない」という気持ちで受診するのであれば、

「やめておいた方がいい」と私は言いたいと思います。

より良い医者を探すことの先に「より良い医者に任せる」ではなく、

「より良い医者にサポートしてもらう」という姿勢の方に是非とも利用してもらいたいと私は思います。

たがしゅう

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