料金の壁を超えてでも処方されたい患者とは

私のオンライン診療は遠隔で成立する治療方法に重きをおいていますので、

食事指導とストレスマネジメントが私の治療方針の二本柱です。

ただそれらの指導に応じる事ができないけれど、それでもオンライン診療の継続を望む人、

あるいは指導を実践しているにも関わらず身体の過剰適応や消耗疲弊がきつすぎて、それらの方法だけでは健康状態まで復帰させることが難しい人に対しては、

漢方薬やホメオパシーといった投薬という治療方法の追加を検討します。

ただし私のクリニックは自由診療のみなので、

ホメオパシーはまだしも、漢方薬に関しては普通の保険診療のクリニックへ受診してもらう方がかかる料金ははるかに安くなります。

だから私がもしオンライン診療で漢方薬を処方し郵送して届けるとなれば、

「多少高くついても構わないからたがしゅう先生に処方してもらいたい」という稀有な患者さんということになります。

この条件が成立するために考えられる要因は大きく二つです。

一つは価格の壁を超えられるくらい私の信頼度が高まっているということです。これは私の努力次第ですね。

もう一つは価格の壁を押してでも従来のかかりつけ医で処方を打診するのがはばかられるというケースです。

これは医者が高圧的であったり忙しそうにしていたりといった理由で患者と医師とのコミュニケーションがうまくとれていない場合がほとんどでしょう。

その場合私のオンライン診療クリニックが、その質の高低は全く関係なしに、不満足な現状の医療に対する駆け込み寺的なポジションに相当すると思われます。

自分の実力によって得られた患者貢献ではないので素直に喜びにくい所かもしれませんが、

オンライン診療クリニックという場を作った事によって生まれた投薬機会だと考えれば私の努力も少し報われるかもしれません。

いずれにしても私自身の実力や価値を高め、

さらにはオンライン診療という場を知ってもらうために最大限の努力をする、

愚直にこれらの活動を続けていくより他にはなさそうです。

たがしゅう