私のオンライン診療クリニックでは「患者が病気から卒業するのをサポートする」というのが理念にありますので、
従来型の病院やクリニックのように、一旦受診したらずっと薬をもらうために通院し続けるというスタイルではなく、
むしろ薬をやめられる方向へとサポートし、最終的には通院しなくても済む状態まで持っていくのが目標です。
なので例えば私のクリニックを1度受診し、その際の面談で病気を治すヒントを得られた方が、その後は通院しなくて済むということが十分に起こりえます。
従って、医院経営の観点でみると私のやり方では、たとえ多数の患者さんに通院してもらうことができたとしても、いつまで経っても安定経営は得られないということになります。
なぜならば、自分の患者さんがいつクリニックを卒業するとも知れないし、私もそれを望んでいるからです。
ただその仕組みだけだとこのクリニックを存続させていくのに絵に描いた餅となってしまいますので、
クリニックを存続させていくためには別の収入源が必要となってきます。
そこで私が現在考えているのは、全国を回って主体的医療について分かりやすく知ってもらうための「主体的医療実践セミナー」を開催するということです。
これを行う事で私はセミナーの参加費を経営を成立させるための収入源とすることができますし、
私のことを知らない人達に私のことを知ってもらうために自ら足を運ぶ行動にもつながり、新しい縁を生み出すことにもつながると思うからです。
さらに「主体的医療」についての本も書きたいと思っています。
ブログやツイッター、YouTube活動は勿論続けていきますが、
これらの情報はいずれも断片的なものとなりますので、
セミナーや書籍で私の持つ主体的医療の概念と実際に病気から卒業するための様々なノウハウについて食事とストレスマネジメントの観点を中心にまとめあげる作業には商品価値が生まれると考えて、
開業後はこちらの活動にも力を入れていきたい考えを持っています。
セミナー終了後は希望者を募り、翌日にオンライン診療の初診を行う場も設けようかとも思っています。
そうすればわざわざ私のクリニックへ足を運ばずとも以後のオンライン診療対応が可能となりますので、オンライン診療を利用する患者さん側のハードルが少し下がりますし、
私としては患者さんとのつながりを確保することができるので、一石二鳥の試みであるように思います。
セミナーは哲学カフェなどの知名度の高いイベントと同時開催としても面白いかもしれません。
ともあれ、「患者を固定客にしない」というのは私の理念の中でかなり中心的な考え方です。
それでも成立する経営を行うために具体的に行動していきたいと思います。
たがしゅう