オンライン診療への挑戦の振り返り

今年もあっという間に最後の日となりました。当サブブログはこの記事でちょうど一年分、毎日書き続けたことになります。

来年以降は時間の優先順位に応じてこのブログも不定期更新にしていくつもりですが、引き続きオンライン診療に関するトピックスや気づきがあれば随時取り上げて参りますので、今後ともご愛顧の程宜しくお願い申し上げます。

さて、本日はオンラインクリニック開業から3ヶ月が経過したところでもありますので、

節目の日ということも踏まえて、オンライン診療専門クリニックに関してこれまでの振り返りを行なっておきたいと思います。

まず東京で2回、福岡、大阪、広島でそれぞれ1回ずつ、計5回オンライン診療実践セミナーを行なって、登録してもらった総患者数は17名でした。

実際にセミナーへ参加し、登録権利を得た方はもっとたくさんいらっしゃいますが、全員が全員当クリニックに登録されたわけではありませんでした。

これには差し当たりオンライン診療を受ける必要性がなかったりする理由以外に、登録の仕方がよくわからないからという可能性もあると考えられました。

一応登録の仕方を示したパンフレットをお渡しはしているものの、その場で実行しないと後で手続きするのは面倒になる側面はあるかもしれません。

この辺りはセミナー内で登録までのやり方を実演する時間を新たに設けるなど、改善の余地があると感じました。

一方で、17名の患者さんのうち約3分の1はまだオンライン診療を利用しておらず、3分の1が単発利用、残りの3分の1が継続利用をされている方でした。

これは主体性を重視するクリニックなので、次回予約を取るかどうかも全て患者さんに決めてもらうスタイルを私がとっていることが少なからず影響していると思われます。

ただ余りにも患者さんに委ね過ぎるのも、患者さんにしてみれば放置されている感を感じてしまうこともあるかもしれません。

あまりおせっかいになってもいけないと思いつつも、心理負担にならない程度のタイミングで「その後いかがでしょうか。」というリマインドメッセージはあってもいいかもしれないと思い直しています。

それから少ないながらも継続利用をされている患者さんに関しては、有難いことに全体として比較的よい治療経過が得られてきているように思います。

とは言えまだ3ヶ月なので、何かものを言うには不十分な観察期間です。

オンライン診療でこれほどまでの治療ができるのだということを示すには最低でも1年以上、20名以上の患者数が必要ではないかと考えます。

来年はセミナーのあり方を見直すとともに、様々なコミュニティでオンラインクリニックの存在を知って頂けるようにアピールしていきたいと思います。

〜オンライン診療で新しい医療の世界へ〜

私は来年以降も挑戦し続けます。

たがしゅう