前回の記事の続きです。
私の方で自分は何科だと限定しないスタンスであると言うと何が困るかという点についてです。
オンライン診療の存在を知ってもらい、これを利用してもらうためには、
今の時代なんといってもネット検索に引っ掛かるかどうかということが最重要ポイントと言っても過言ではありません。
いくら私がどれだけ良い診療を行っていたとしても、
それを患者さんに知ってもらうことができなければ、無意味と言っても過言ではありません。
その時に私が科を標榜していなければ、患者さんが私のオンライン診療クリニックへたどり着く可能性が少なくなります。
「オンライン診療」というキーワードも、そもそもオンライン診療の存在を知らない人はその言葉で検索しようと思いません。
つまり、患者さんに知ってもらうキーワードがないという点が私が困っている点だということです。
例えば私は難治性のアトピー性皮膚炎に対しても、患者さんが望めば対応するつもりですが、
そういうことを私が明文化していれば、「アトピー 治らない 治療」といった検索ワードで、頑張れば私のオンライン診療クリニックで引っ掛かってくる可能性が出てきます。
ただ私が対応できる病態は無数なので、そのすべてを検索用キーワードにかけることは困難です。
かといって「糖尿病」などのビッグワードをターゲットにしても、世の中には糖尿病を専門に見る医師や医療機関は山ほどあるので、
その中で私の特殊なオンライン診療クリニックが検索上位に引っ掛かるとはとても思えません。
実は現時点でこの問題に対して何か画期的な解決策を見いだせているわけではないのですが、
相手の気持ちを考えて、悩める患者が何で検索をかけるかということを想像し、
その悩みに寄り添えるようにするためのネット対策も考えていく必要があると考えています。
たがしゅう