アフターフォローのハードルを下げる

皆さんは医師から定期の診察以外に「その後いかがですか?」などと言ったアフターフォローを受けたことはあるでしょうか。

今までの対面診療の形式だと医師の立場からのアフターフォローはかなりハードルが高かったように思います。

患者さんの立場からは、もしも医師からその後どうなったかを気にかけてもらったら嬉しく思う気持ちがある、という方もいらっしゃると思います。

しかし、医師から患者さんに電話をかけて様子をうかがうというのは緊急事態を除いてなかなか難しい面があります。

なぜならば声をかけて患者さんがそのように有り難がるという保証はなく、

逆に面倒くさい、しつこい、気を遣うというネガティブな印象を持たれてしまう可能性も十分にありますし、

仮に「ありがたいです」というリアクションを受けたとしても、それは本当は嫌だけど気を遣ってそう言っているだけの可能性が否定できず、本当はポジティブなのかネガティブなのかを見抜くことはほとんどできないと思うからです。

しかしオンライン診療の場合は24時間チャットという機能が使えます。

チャットでなら「その後いかがでしょうか」というメッセージを送った所で、相手の時間を邪魔する要素はだいぶ少なくなりますし、

その返答に対して患者さん側が感じる心理的ハードルもだいぶ低いのではないかと思います。

要するにオンライン診療であればアフターフォローのハードルが下がるように思うのです。

オンライン診療のビデオ通話での診察と、チャット機能によるアフターフォローや細かいコミュニケーションを補助的に使いながら、

今まででは考えられなかったきめ細かい医師患者関係を作っていければと思っています。

とはいえ万が一、患者多数になれば物理的にそこまできめ細やかなフォローはしきれなくなる可能性もあります。

私の診療を受ける可能性がある方は意外と今が狙い目かもしれません。

ともあれ私はできる限り、一人ひとりの患者さんに時間をかけて向き合うオンライン診療の道を極めていきたいと思っています。

たがしゅう