対面診療とオンライン診療の使い分け

‏政府が定めた適正なオンライン診療を行うための指針では、

対面診療とオンライン診療を組み合わせて行うことが求められています。

その組み合わせ方をどうすべきなのかに関しては議論があるところだと思いますが、

2019年3月8日現在、今のところは少なくとも3回に1回は対面診療を挟んでオンライン診療を行うことが求められています。

ただそれが義務になってしまってはオンライン診療の可能性が潰されてしまうことになりかねないと私は思います。

オンライン診療と対面診療の組み合わせ方は、あくまでも患者状態や患者希望を勘案してフレキシブルに考慮していくべきことであって、

患者が望み状態が許せば初診対面の後のフォローアップをオンライン診療で継続することは決して不適切ではないと私は考える次第です。

逆に在宅診療においてオンライン診療を活用しようという場面においては、

そもそも在宅診療を利用したいという患者さんは「医療者に家まで来てもらえる安心感」に重きをおいているはずなので、

一度だけ対面診療して、その後はしばらくオンライン診療、というスタイルで満足されるはずはないと思います。

ただ、だからといって在宅診療の現場でオンライン診療が使えないかといったらそんなことはなく、

基本的には定期的な訪問診療があるということを前提とした上で、

夜間や医師の出張時などの臨時の事態でオンライン診療を補助的に使うのは十分有用性があると私は思います。

ここからわかるように患者さんが基本的に対面を希望している場合においては、

定期診療を対面で行い、臨時診療を対面かオンラインで行うという使い分けが望ましいと思います。

この場合、対面とオンラインの割合を何対何にするかという議論はナンセンスだと私は感じます。

基本は対面を希望している人なのだから、対面ベースで考えて、

臨時の時はオンラインという方法も使えるという紹介の仕方をすればよいのです。

かたやオンライン診療を希望する人の場合はその反対で、

基本をオンライン診療で行い、臨時の場合はオンラインに加えて対面診療という手段も使えるという風に考えればわかりやすいです。

このように対面診療かオンラインかの使い分けは、

患者さんの希望ベースで決められていくべきだと私は考える次第です。

たがしゅう

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