がんもカロリーも私の考えは皆と違う

遠慮なく自分の考えを伝えることができるというのがオンライン診療の魅力だという記事を書きましたが、

他にも私が遠慮なく患者さんに考えを伝えたい大きなテーマに「がん」と「カロリー」があります。

どちらも現代医療の中で非常に多くの人々の中で価値観が固定化しているテーマです。

私を求めてきたわけではなく、たまたま行った病院にいたのが私という医者だったという場面においては、

私は「がんは味方」という価値観について話す気にはなれません。

そんな事を言ったら患者さんを混乱させるかもしれないし、標準治療を受けないことでその人の家族や友人・仕事関係の人達などへ不安や心配を与えてしまうかもしれないし、

場合によっては後日別の病院で叱責を受けるハメにならないとも限りません。

そうした諸々のことを考えて、今の現状で私ががん患者さんを診たとしたら、標準治療の病院を紹介するか、年齢によってはあえて検査せずにこのままにしておくという放置療法的スタンスを提案するくらいまでが関の山かもしれません。

けれどもし私の意見を聞きたくてわざわざオンライン診療の予約を申し込んでくれた患者さんには、

なぜ「がんは味方」だと考えるのかの根拠とこれからすべきこと(糖質制限+ストレスマネジメント)についてこんこんと話し、

対話の中で必要に応じて漢方薬やホメオパシーのレメディを出したりすることも検討することでしょう。

カロリーに関しても同様です。私はカロリーについては「極めて不正確な指標」だと考えています。

しかし今までカロリーを重視し、重視しなかったとしても、これだけカロリーという言葉が共通言語として定着している状況においては、

「食べている量」に近いニュアンスで「カロリー」という用語を使うにとどめ、実際にはなるべく糖質からのカロリーは質的に低いという表現で、何とか理想の食事に近づける努力をするのが精一杯かもしれません。

これもそうではなくて私の意見をわざわざ求めに来た人に対しては、

なぜ「カロリーが極めて不正確」なのかについて語るであろうと思います。

その上で食事は具体的にどうすべきかについて患者さんと共に考えていくだろうと思います。

オンライン診療は私の精神衛生上もよい診療の場となりうると思います。

たがしゅう

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