ホメオパシーという医療の扱い方

オンライン診療でトラブルを生まないためには患者さんとの信頼関係が不可欠です。

この信頼関係の構築において、私が扱える治療手段の中で非常に注意を要するものがあります。

それはホメオパシーという医療です。

ホメオパシーについては私なりの噛み砕いた説明をいずれどこかでする必要があると考えていますが、

ここではとりあえずホメオパシーが日本では正式に認められていない医療であるということ、

また小さな砂糖味の粒(レメディ)を飲むだけの治療だということ、

一般的には副作用がない治療と謳われるも、詳しく知らない人からはそんなのは非科学的でまがいものだと思われている治療だということまでを理解しておいてもらえばと思いますが、

もう少し実際の内容としては詳細な問診を行い、症状のみならず性格、癖、価値観、外見の特徴、増悪寛解因子など、

様々な角度からその患者さんを理解しようと努め、その患者さんの固有のキーワードを突き止めて、

数千種類以上あるレメディの中からその患者さんに合うレメディを探し当てるという、医者側からするとなかなか根気のいる作業が求められる医療なのですが、

そんな背景は外部から見れば知った話ではありませんから、

私が迂闊にホメオパシーを勧めると、万が一それが効かずに患者さんが前述の世間の批評をうのみにした場合に、

私は効かない治療でお金をとるインチキ医者と噂されて、オンライン診療全体の評判を落とすことになりかねません。

ホメオパシーはオンライン診療で私が患者さんを改善へと導くために私が用いる手段の一つです。

ですが、基本的にこの手段を私からは勧めないでおこうと思います。

自分で学ばれて希望された患者さんにのみホメオパシーを施す。

そうすればうまく効かなかったとしても患者さんはその事でもって私を非難する事はないはずです。

消極的な姿勢と思われてしまうかもしれませんが、これはオンライン診療でのトラブルを最小化するための工夫の一つであり、

ひいてはホメオパシーという医療の信頼性を確かめ、ひいては育てていくためにも重要なステップだと考える次第です。

 

たがしゅう

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