じっくり考えるのが活きるオンライン診療

ストレスマネジメント講座はひと休みして、今日はオンライン診療についての気づきを書いてみます。

私はどちらかと言うとアドリブは苦手でじっくりと問題を考えて答えるのが得意な方です。

ところが医者という仕事をしていると、しばしばスピードが要求されます。

救急医療のような刻一刻と病状が変わっていくような緊急事態は勿論のこと、

普段の外来診療においてもある程度限られた時間の中で答えを出し、治療行動に結びつかなくてはならないという側面があります。

そのようにスピードが求められる構造があることによって医療がどうなるかと言うと、

付け焼き刃的な処置を繰り返すという対症療法中心の医療となってしまっているのです。

それでも入院患者に対してならじっくり時間をかけられるのではないかと言われたら、それは確かにそうなのですが、

入院の環境自体が完全に患者さんが病院に依存しきっている状況なので、そこで行われる思考はどうしても他人が患者をどうコントロールするかという受動的な発想にとどまってしまいます。

オンライン診療では患者に主導権がある環境下でかつ、じっくりと考えることができる時間があります。

その中で私が何をじっくり考えるかと言いますと、患者さんが何をどう変えれば病気に苦しまずに済むかということについてです。

私が思う改善策を提示して、患者さんに気に入ってもらえれば取り入れてもらうし、患者さんが気に食わなければまた別の選択肢を提案する、といったコミュニケーションを目指しています。

こういう医療の中では、私のじっくり考えるのが得意なスタイルが活きてくるのではないかと考えています。

たがしゅう

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