オンラインセミナーの特徴

先日、オンライン診療医として初のオンライン上でのセミナー「たがしゅうウェビナー」を開催致しました。

リアルの場では何度かセミナーを開催したことのある私ですが、あらかじめ定められた色々な段取りもあり、勝手の違いに戸惑う部分もありましたが、何とか無事にやり遂げることができました。

この経験を通じて感じたのは、「リアルのセミナーとオンラインセミナーは似て非なるもの」だということです。

まずはコミュニケーションの質が大きく変わっています。リアルのセミナーでは聴衆のリアクション、雰囲気、受け具合など様々な非言語情報をその場でリアルタイムに受け取りながら進めていくことができますが、

オンラインセミナーではその情報が欠如した状態で講師はプレゼンを進めていかなければならないという点が決定的に異なる部分です。

今自分がしゃべった内容が聴衆にどのように受け止められているのか、全くわからないまま進行していかなければならない点は、不安要素となります。

逆に言えばリアルのセミナーでいかに様々な非言語情報を受け取っていたかということを認識させられました。

逆に聴衆の立場から見れば、リアルのセミナーでつまらないからといって退席することは雰囲気的にしにくいと思いますが、

オンラインセミナーであれば、つまらない内容であれば自分の裁量で退席されたとしても不思議ではありません。その辺り主導権が聴衆側に寄っているといってよいかもしれません。

主体的医療を提唱する私からみれば望ましいセミナーのシステムですが、いつ退席されるともしれない環境の中でいかに聴衆を惹きつけるプレゼンをできるかということで、講師側も努力や工夫を行うインセンティブが働くように思います。

もう一つは、参加者側の質問のしやすさという点があります。

リアルのセミナーでは質問をするのに勇気がいる側面があるのではないかと思いますが、

オンラインセミナーでは質問をチャットで行うことができるという利点もあります。

またリアルのセミナーでは時々講師の方が「わからないことがあれば途中で止めても構いませんから質問して下さいね」などと促す場面を見かけることがありますが、

そうは言われても、実際に講師のプレゼンに割って入るように質問をすることは非常にはばかられる側面があるように思います。

しかしオンラインセミナーではそのような気遣いをする必要はなく、質問が思い浮かんだ時点でチャットとして文字入力しておけば、途中でプレゼンが遮られることはありませんし、

チャットで入力した質問があとで設けられた質疑応答コーナーで回答してもらうことができるので、参加者側にとっては質問のハードルがだいぶ下がるのではないかと思います。

そのことはひいては講師と参加者のつながりを深める側面があり、オンラインセミナーにはリアルのセミナーを凌駕する長所があるのではないかと感じた次第です。

ともあれ始まったばかりのこの企画、初心にかえって一から経験を蓄積していきたいと思います。

たがしゅう

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