対面診療よりコミュニケーションの質が高まるオンライン診療

先日のオンライン診療研究会での話題をもう一つ。

会の後半のシンポジウムで、患者の立場からオンライン診療を受けてみてどう思うかの感想を、実際オンライン診療を受け続けている患者さんの口から語られるという場面がありました。

その語りの中で最も印象的だったのは、「対面診療よりもコミュニケーションの質が高まるように思う」というものでした。

例えば対面診療だと限られた時間の中でリアルタイムで医師に聞きたいことを聞かないといけなかったりするけれども、

オンライン診療では指定された時間に向けて準備し、手元にメモを準備しながら相談することもできるので話しやすいのだと言われます。

またたとえ診察の場で聞き忘れたとしても、オンライン診療支援アプリでのチャット機能で補完することもできるので、安心感があるそうです。

さらにオンライン診療だと、周りの雰囲気に圧倒されることもなく、プライベートな時間が確保される感じになるし、

対面診療では目線が合いにくいけれど、オンライン診療なら目を見て話してもらえるという感覚にもなりやすいともおっしゃっていました。

総じて「意外とコミュニケーションしやすかった」と患者さんの口から語られたことには説得力があったように思います。

オンライン診療では五感が使えないとか、物理的な距離は心理的な距離に通じるとか、だからオンライン診療での診察は対面診療のそれに劣るんだとか、私達は物事を情報の量とか理屈とかで客観的に捉えがちですが、

実際にやってみないとわからないことがあると、当初の想定を実際の現場が大きく上回ることがありうるということを改めて感じさせられました。

たがしゅう

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