最善と思う治療を勧める

今までのようにどこかの医療機関に所属するという立場では、

いくら糖質制限指導を行うことを許容されている環境であったとしても、

様々な状況を考慮してどこか遠慮して指導を行わざるを得ない現実がありました。

受診する患者さんのほとんどは、私を目当てに受診されたという方ではなくて、

行った病院にたまたま私がいただけという状況であったり、病院そのもののネームバリューのおかげであったり、というパターンでした。

すると必然的にもともと糖質制限を希望していない患者さんが相手というケースがほとんどなので、

そうした人達が糖質制限の実践に際してトラブルが最小限となるように、

あるいは万が一トラブルを生じて、同じ病院の私以外の医師がその患者さんを診察して妙な誤解を生むことができるだけないように、

本当はスーパー糖質制限食を指導した方がよい患者さんに対してでも、主食を半分に減らし、その分おかずを増やすという緩やかな糖質制限レベルの糖質制限を指導するのが精いっぱいでした。

ですが、オンライン診療専門の個人クリニックを開業するとなれば、

ここに受診する人は明らかに私を目当てに受診される患者さんだけです。

オンラインでの完全予約制なので、近くに医院があったからたまたま受診されるという患者さんの可能性も限りなくゼロに近くなります。

しかもこのオンライン診療クリニックでの理念は、患者さんが主導権を持つという「主体的医療」の展開です。

ということは私は今度こそ誰に気兼ねすることもなく、本当に一番良いと思う治療方法を患者さんにお伝えすることができるわけです。

私の提案が100%患者さんに受け入れられるとは限りませんが、

少なくともこちら側の事情で、患者さんに最も進めたい治療を勧めるのを諦める必要はなくなります。

誰もやっていないオンライン診療専門クリニックを始めるなんて大変なことですが、

このことは私の中での大きなモチベーションの一つとなっていると思います。

たがしゅう

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