動けなくなった患者への第三の選択肢

私の医師としての専門は神経内科です。

神経内科が扱う病気の中にはいわゆる神経難病と総称される病気の一群があります。

様々な神経難病がありますが、大きな所で共通しているのはまず原因不明であるということ、

また病気により若干の速度の差はあれど、徐々に症状が進行していくということ、

そして根本的な治療法が確立されておらず、行える治療は基本的に症状を緩和させる対症療法が中心となるということです。

神経難病の病気のステージが進行していくと歩くこともままならない状態となってきます。

そういう段階にあればなかなか対面診療のために通院するというのも難しくなるので、

現代医療の中での対処としては、病院へ入院したり、施設へ入所したりするか、

あるいは訪問診療として逆に医師が動けない患者さんの所へ出向くという、大きく二つの流れがあります。

そうした状況の中でオンライン診療は第3の選択肢となってくる可能性があります。

動けなくなった状況において、自分が望む治療をしたり、事態を打開するアドバイスができる訪問診療医が自分の周りにいるとは限りません。

しかし望むオンライン診療医が一人でもいれば、全国どこにいても自分が望むサポートを受けるようつながることができます。

まさにこうした神経難病の進行した状況において、

オンライン診療は一筋の光をもたらす可能性があると私は思います。

たがしゅう

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