リスクを踏まえて利用する主体性

オンライン診療専門クリニックを開業する際には、

御利用の際の注意事項を記したページを準備して、

その注意事項について御了解頂いた場合のみオンライン診療を利用してもらうという形にしたいと思っているのですが、

賛否両論は覚悟の上で言おうと思いますが、その中の注意事項のひとつに私は、

「私のことを訴えないでほしい」という趣旨の文言を入れようかと考えています。

これは医師の責任放棄という意味で受け取らないでほしいと思います。

例えば私が郵送する漢方薬で何かしらのアレルギー反応でそれなりの被害を被ったとします。

そこに対しては医師に責任が生じます。だから状況のリカバーのために最善を尽くすようにします。

でも患者が私を訴えるという行動は、基本的に信頼関係が成立していない時に発生することです。

漢方薬でのアレルギー反応は稀ながら一定の確率で起こりうることですし、それを私が事前に予測することは不可能です。

もしそれが嫌であれば漢方薬を使わない方法で病態を改善させうるアドバイスをさせてもらいますし、

起こりうるトラブルを理由に私を訴えるかもしれないと考えている人はその時点で信頼関係が成立していないので、

そういう人は最初から私のオンライン診療を利用しないでもらいたいというお願いです。

オンライン診療とはそういう不測のトラブルを生じた時に私からの緊急対応はどうしても遅れざるを得ないシステムであり、

その欠点をわかった上で上手な利用をしてもらいたい、ということなのです。

さもなくばたった一人の不信頼により、オンライン診療の未来が潰されるといっても過言ではないですし、

まさにそうした他人に責任を求めない主体的な姿勢こそが、

このオンライン診療を健康セルフケアに利用する際に重要なことなのです。

たがしゅう

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