もし私がいなくなったとしても

私が想定しているオンライン診療は、

治療の主導権が患者さんにあり、その治療を遠くから影ながら支える主体的医療のスタンスです。

遠隔だからできることは限られている代わりに、

ささいなことでも構わないから、何でも相談してほしいと思っております。

だからもし私がオンライン診療で患者さんと関わる場合は、

極端に言えばいつ私が死んだとしても大丈夫な関わり方でありたいと思っています。

これがもし対面診療で患者さんが私を頼って通院し続けるような医者へ依存する感じの関わり方であると、

病気や不慮の事故などで突然私が死ぬようなことが起これば患者さんに多大な迷惑をかけてしまうことになりますし、

死んだ私も無念であの世で浮かばれません。

しかし対面診療でかつ他者依存型、言い換えれば主導権が医者にある感じの診療スタイルだと、

どのタイミングで私が死んだとしても無念が残ることになってしまいます。

だから私は患者さんの守護霊的ポジション、生きているのに霊というのも微妙ではありますが、

仮に死んだとしても、私のアドバイスを思い出して何とかやっていける、

そんな関わり方ができるようにオンライン診療を使っていきたいです。

たがしゅう